2010年9月5日日曜日

尺八・本曲の演奏について

普化宗の禅とおなじ、経を唱えるように吹くなどといわれます。
先日、弓道をとりあげたNHKテレビ番組をみておもったことがあります。
初心者と達人の脳波を測定した。
初心者は起伏が大きく特に弓を放つときに大きかった。
的にあてることを意識する。
達人は常に一定であった。
呼吸、型、精神統一
いつもどおりにおこなうと的にあたる。
暗闇で的がみえなくてもあたった。
心の状態が結果にあらわれるようだ。

尺八の本曲演奏にも共通するのではないでしょうか。
感情移入する演奏法ではない
しかし感情を抑えるのではなく、
心を「空」にする
現象をあるがままに受け止める、「色」(我)をつけない。

本曲では自然をテーマにした曲が多い
自然の景色・現象・表情・雰囲気をあるがままに表現するのではないでしょうか。そのままが美しい。
正座して、心を落ち着かせ、礼に始まり、礼に終わる

書道、茶道などにも共通するようにおもいます。
茶室の掛け軸や生け花は、茶室の外の自然に調和して、一体となっているようにみえます。 自己主張してないようにみえます。

武道のような相手のある場合「己に勝つ」と、よく耳にします。
試合の勝敗にとらわれるのではなく
相手をしていただいたうえで、無欲になり己の技を表現できたかが重要な問題なのだとおもいます。

このばあい対戦相手は感謝の対象になる。

日本伝統の習いごとは、師範をまねることが稽古の方法である、
あまり理屈をこねない、とにかく型が身につくまで稽古する。